大阪城ホール立ち見チケット実録

 

 

わたしにとって初めてのSexyZoneのコンサート。記念すべき5周年コンサート。はりきって複数申し込んだけどたった1枚しか当たらなかったチケットが届き、アリーナだったらいいな、スタンドならどのへんかな?とドキドキしながら青い封筒を切って出てきたのは立ち見500番代のチケット。正直一回見なかったことにした。一回閉じて見間違いかもしれないなんて思って深呼吸してもう一度開くとそこにはやはり『立ち見 5◯◯番』の文字。

 

 

 

……………まじかよ!!!!

 

 

 

が正直な感想。びっくりしたよね。まさかあの噂に聞いた立ち見のチケットが私に届くなんてって思ったよね。複数チケット当たってて1枚立ち見紛れ込んでるならわからんでもないけど、たった1枚しか当たらなかったのに、ファンクラブ会員申し込みなのに立ち見か!5周年のファンミ当たったから?私の徳の無さ?考えれば考えるほどどんどん悲しさが増してきた。

 

 

厳選なる抽選の結果なのも1枚も当たらなかった人がいるのも、立ち見でもなんでも入りたい人がいるのもまるっと全部わかってるけどそれでもやっぱりショックだった。

 

 

でも大好きなSexyZoneのコンサート。だんだん、このコンサートはもう一回きりしかないんだから立ち見でもなんでも楽しもう、立ち見でもSexyZoneの5周年をお祝いできることに感謝しよう、なんて前向きな気持ちになって立ち見について調べ始めた。

 

 

ジャニヲタ歴の浅い私にとって立ち見は未知の領域。まずTwitterで『城ホ 立ち見』と検索。ちらほら私と同じ境遇の方のツイートがでてきて親近感と私だけじゃないんだって安心感を感じる。一番でてきたのは交換ツイートの『譲ってください ※立ち見以外』の文字。仕方ないけどこの手のツイートはぐさっときた。あと『立ち見譲ります』と定価よりかなり値下げしてのチケット譲渡ツイート。さらに追い討ちをかけるように『城ホの立ち見は見えない』のツイート。もうハートブレイク。

 

 

次にジャニヲタ先輩の立ち見に関するはてブを読み漁った。するとやっぱり『城ホの立ち見は見えない』『整理番号が100番以内なら可能性はある』みたいな記事ばかり。もう1周回って笑えてきた。でも、立ち見経験者の方々のはてブのおかげで当日の流れや立ち見の集合の仕方や場所取りの心得などを知ることができた。

 

 

私が得た情報は

 

・立ち見当選者は他の当選者の入場口とは別に集合して整理番号順に整列

・整列番号順に呼ばれ入場(最初は1番から順に、だんだん5番ずつ10番ずつ呼ばれる)

・入場したら場所は自分で選べる(スタンド最後列の後ろの通路)

・スタンド最後列の人が背が高いと見えにくいからなるべく背の低い人の後ろを選ぶ

・MCのときは皆着席するからチャンス!

・最悪照明さんの後ろだと死角はあるものの前に人がいなくて見やすい

・ヒールはもってのほか。疲れにくい靴、荷物は最小限にまとめたほうがいい

 

 

まったく想像もつかなかった立ち見も、ジャニヲタ先輩方のおかげでこんなに情報得ることができた。実際届いた立ち見のチケットには大した情報は書いておらず、どこに集合すればいいのか、どういった流れで入場できるのかなど初心者にはさっぱりわからなかったので本当にありがたかったです。

 

でも立ち見に関するはてブをたくさん読んだけど、その方々は整理番号が若い方々ばかりで500番代の方のブログは全然見つけられなくて当日まですごく不安だった。

 

 

そして迎えたコンサート当日。

立ち見ということもあっていつもより少しモチベーションは低め。いつもは張り切って作るうちわも作る気になれなかった。服も雨だったこともあり、暖かさと動きやすさを重視してジーンズとスニーカー。

 

 

 

いよいよ開場時間が近づいてきて立ち見の集合場所へ向かう。場所は『立ち見集合はこちら』のプラカードを持ったお兄さんがいたのですぐにわかった。立ち見当選者は開場時間よりも少し前に集合して整理番号順に並ぶと予習した情報の通りすでに立ち見のチケットを持った仲間たちが並んでいた。立ち見の集合場所はグッズ売り場から階段で少し登ったところ。集合場所につくと100番ごとに集められきちんと整列しており、私は500番の列に行き、近くにいた方に番号を聞かれ列に入った。(特に係員の方からの誘導はなく、各々番号を確認しあって整列するようにとだけアナウンスされた)開場時間まで雨の中待ち(屋根は扉付近にしかなかったためほとんどの人が雨の中並んだ)ついに入場が始まった。予習した通り、「では1番の方〜2番の方〜」と最初は小刻みに呼ばれ、だんだん間隔は大きくなった。私は前に並んでいた方と運良く意気投合し、一緒に見ることになり、じっと500番代が呼ばれるのを待った。ついに500番代が呼ばれ会場に入ると、入ってすぐのメンステ近くの通路には既に入場した立ち見の人でいっぱいだった。入場してからはとにかく少しでも見やすい位置で人がいないところを探した。今回のSexyZoneのステージ構成はメンステとバクステのみなので逆に位置を絞りやすかった。最終的に決めた位置は上手側の照明さんの後ろ。バクステがバッチリ見えるし、バクステ後ろのモニターも見え、少し屈めば照明さんのやぐらの隙間からメンステも見える、なかなかのポジションをとることができた。照明さんの後ろなこともあってスタンド最後列は死角になるのか座席をつぶしてあり(立ち見入れるくらいなら多少死角があってもいいから座席設けろよと思ったのはここだけの話)前の人が邪魔になることもなかった。

 

コンサートが始まるとやはり距離は感じるものの、SexyZoneのステージは素晴らしくて立ち見だなんてことを忘れさせてくれた。メンステ、バクステのみということもあって今どこ?!なんてメンバーを探すこともあまりなくて、ただしゃがんでやぐらの隙間から双眼鏡で覗いてみたり、どうしても死角のときはモニターを見たり、少しでもよく見える位置を探すのは大変だったけど、それはそれでちょっと楽しかった。

 

 

それに上から見たメンカラに光るペンライトの海はとても綺麗で感動した

 

 

でも途中、やっぱり立ち見ならではの疎外感というか外野感に寂しさもあったけど、風磨くんが「立ち見の人もありがとね!」(ニュアンス)と言ってくれてとても救われた。出演者側からのこの一言があるのとないのでは全然違うなと思った。

 

 

アンコールでスタトロでメンバーが来たときは素直に近くに来てくれることが嬉しかった。

 

 

 

そうしてチケットが届いてからめちゃくちゃ落ち込んだり不安で不安でいっぱいだった私の初立ち見参戦は終わった。何度も行くのをやめてしまおうかな、売ってしまおうかなと思ったりしたけど結果的には行ってよかったと心から思う。不満がないと言ったら嘘になるけど、行かない方がマシなんてことはないと思う。あくまで私見だけど。

 

 

 

このブログを書こうと思ったのは自分の記録用でもあるけど、私が立ち見について調べた時に立ち見500番代の人の感想とか経験談があまり見当たらなくて不安だったので、このブログがいつか立ち見チケットが届いた人の役に立てばなあと思ったからで。そりゃ見えにくいのは事実だしファンサもらえる可能性だって低いし、立ちっぱだからしんどいし、スタトロ以外メンバーも米粒ほどにしか見えないけど、立ち見だからって全然諦めなくていいと思います。

 

 

 

私がこれから立ち見参戦する方へアドバイスするなら

 

・必ずスニーカー等疲れにくい靴(立ちっぱなしなので疲れます)

・うちわ<<<<双眼鏡

・事前に自担の位置とか把握しておくといいかも(外周花道がある構成なら特に)

・位置取りはどこに重きを置くか(もし自担のソロの見せ場がバクステならバクステ、みたいな感じで見たい場所を絞る)

・最悪照明さんの後ろ

・荷物は一つにまとめた方がいい(警備とか緩いので)

 

 

とかかな。あとは立ち見で楽しむ心づもりをしておくことかな。楽しむぞって気持ちをもつことがけっこう大事だと思う。例えば広い空間を生かして振りコピするとか、めちゃくちゃ声出すとかスタトロに賭けるとか、コンサート見に来た彼女ヅラして見てみるとか。

 

 

 

あと私が個人的に感じた立ち見への不満は

 

・やっぱり座席がないのに定価なのは納得できない(全体が見えないのに、座席がある人たちと同じ値段なのはどうかと思う)

・返金とかの選択肢を与えて欲しい

・手間だけど一回落選にしてから復活当選扱いで立ち見当選にしてほしい

・立ち見の案内が雑(チケットと別に立ち見の説明を書いた紙とか同封してほしい)

・せめてスタトロのときくらい警備すべき(私はもちろんしてませんが通路降りて近づこうと思えば降りられた)

 

 

など。あと立ち見は良くも悪くも自由というか。(私の近くの人はコンサート中に場所移動したりとか喋ったりとかして少し迷惑だった)少し立ち見への対応も考えてほしいなあと思います。

 

 

あともしこれからデジチケが主流になって、当日席がわかって立ち見だったらちょっと辛いなと思う。チケットが届いてから心の準備できる時間がないのこわいかも。もしかしたら逆に当日のテンションで乗り切れるかもだけど。

 

 

 

今回立ち見で入って当たり前だけど座席があることとか全体が見渡せることのありがたさを思い出しました。当たり前のことだけど。アリーナの後ろの方は埋もれるから嫌だとかスタンド後列は嫌だとかドームは遠過ぎるとかできるだけ近くがいいとかファンサほしいとかコンサート入る度にどんどん欲張りになってたけど、立ち見を経験した今ならどこの席でも楽しめる自信ができました。次にコンサート行くのが楽しみ!

 

 

 

 

めちゃくちゃ支離滅裂な駄文になったけど何が言いたいかっていうと立ち見も案外捨てたもんじゃない!500番代600番代でも運と場所取りによっちゃ楽しめる!ってことです。お付き合いありがとうございました。